東日本大震災から12年。

 東日本大震災からまもなく12年。ことしも被災した各地をめぐり歩く。3月11日から一週間、久しぶりに下北半島まで足を延ばす。『原発ドリーム』の取材で訪れたところをもういちどたどるつもり。
 これまでと同様、今回も取材が目的で行くわけではない。単にその年そのときの様子を見ておきたい。それを少しのあいだだけでも記憶にとどめておきたい。街とか、人とか、景色とか――。しいてあげればそんな理由から。
 だからなにかに役立てようといった考えは端からない。そういう下心があると見えるものも見えなくなる。なのでただその場所に身を置く、それだけ。それだけだけれど、それがいちばんいいことのように思っている。

  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 下は、2012年3月上旬に下北半島を訪ねたときの写真の一部。

東通村の白糠灯台 その向こうに東通原発がある

六カ所村 奥に見えるのは核燃料再処理工場

東通原発建設で追われた南通の集落にあった記念石

  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 こちらの書籍もぜひ <(_ _)>

ルポルタージュ 原発ドリーム 下北・東通村の現実   津波の町に生きる―ルポルタージュ3・11大津波 釜石の悲劇と挑戦