少し前になる。花巻市郊外の一軒宿の温泉に泊まった翌朝、例の「のっつぉこぎ」の性がでて、できるだけ幹線道路を通らないで仙台の自宅に帰ることになった。田舎道を選んで、ともかく南南東方向に進もう。方角さえ誤らなければ、いずれ目的地に着くはず。そ…
高見恒徳の詩集『異境の地で二度殺されたアリランの父よ』がこのほど出版された。長年温めてきて、さらに長い時間をかけてまとめ上げた渾身の長編詩である。その経緯、創作にかけた作者の思いについては、詩人・大岩弘氏の本書に寄せた序文がいい。著者の了…
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