今朝の益子

 いろんなことがあって、でもなんだか未消化のままついに年の瀬を迎えてしまった。来年はもっと増しになるように、とはいつも思うことだけれど、結局、同じことを繰り返しているようだ。それでも、切羽詰まって、「来年こそ」と念じる。
 今朝の益子は零下7度だった。日中は比較的暖かくなるが、夕方6時ごろになると、再び零下になる。仙台の気候に慣れた身体には、朝晩の寒さがこたえる。
 朝、ゴミを出そうと外に出たら、庭先から雪を戴いた日光連山が見えた。いちばん高いのが、たぶん、男体山だ。標高は2484メートル。それを写真に収めたが、どうも写りがよくない。
 ついでに、今朝の城内坂も撮ったので紹介。写真を見ても、やはり寒そうに感じる。

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100回目を迎えた 益子町「秋の陶器市」始まる

 恒例の「秋の陶器市」が始まった。今回はちょうど100回目に当たるそうで、記念の行事もいろいろと企画されている。天候もよく、3日のきょうはいつになく人出も多い。期間は、2日から6日まで。

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 わたしも祭り気分で、見物もそこそこに近くの居酒屋でもつ煮で一杯。

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仄暮れて 盛るヘチマに 頭垂れ

 庭の垣根に植えた白樫の一本に夏の初めごろから蔓が生えてきて絡みつき、放っておくうち、花が咲いて実がなった。その実がどんどん大きくなって、またたく間に30センチ近くまで成長した。キュウリにしてはずいぶんと大きいし、太い。
 調べてみると、どうやらヘチマらしい。植えたわけではないし、種子がどこからか飛んできたか。あるいは、犬や猫が運んできたか。
 それにしてもこのヘチマ、呼ばれもしないのに他人の家に勝手に上がり込んで主のようにふるまうならず者のよう。なんともふてぶてしい。そのくせ、無防備でどことなく間が抜けている。そのちぐはぐさが面白い。せっかくだからこのまま成熟を待ち、いずれタワシにでもしようか。

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 つまらないもの、取るに足らないものにたとえられるヘチマだが、秋の季語でもあって、古くから句の題にされて親しまれてきた。なかでも正岡子規はとくべつで、ヘチマにまつわる句をたくさん詠んでいる。絶筆となった3句もやはりヘチマの句で、それが縁で彼の忌日(9月10日)は糸瓜忌と呼ばれている。
 その3句がこれ。
  糸瓜咲て痰のつまりし佛かな
  痰一斗糸瓜の水も間に合はず
  をとゝひのへちまの水も取らざりき
 子規は肺結核だった。

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      正岡子規肖像(国立国会図書館より)

 ついでに、他の俳人文人のヘチマを題にした句を3つ、4つ。
  堂守の植ゑわすれたる糸瓜かな      与謝 蕪村
  長けれど何の糸瓜とさがりけり      夏目 漱石
  取りもせぬ糸瓜垂らして書屋かな     高浜 虚子
  けふはおわかれの糸瓜がぶらり      種田山頭火

 

 

 

 

そば畑にコスモス、そしてSL

 真岡線多田羅駅近くを車で走っていたら、道端にたくさんの車が停まっていた。しかも、県外ナンバーが多い。どういうことだろうと線路のほうへ目をやると、大勢の人たちが隊をなしてカメラのファインダーを覗いていた。
 周辺はそば畑で、一面白い花を咲かせている。線路際にはコスモスの花が群生している。さてはそれを撮るつもりか、と思っていると、不意にシューッ!という蒸気音がする。SLだ。それがいま、多田羅駅を出たようだ。
 ほどなくそのSLが向かってきた。同時にバシバシッというシャッター音が鳴り響く、ように感じた(離れていたので聞こえなかったが)。わたしもあわててポケットからスマホを取り出す。そして、やみくもに撮った。
 そのうちの二枚が下の写真。ほかはすべてスカだった。

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パッケージクラフト展―空箱の変身に驚嘆

 市販の食品などのパッケージを活用した「パッケージクラフト展」が隣の芳賀町(知恵の環館)で開かれているのを知り、最終日の3日、観に行った。高橋和真さん(日本パッケージクラフト協会理事長)という方が制作したもので、その想像力と出来映えに感嘆!

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  なお、パッケージクラフトについて詳しく知りたい方は、日本パッケージクラフト協会のホームページをご覧になるとよい。

 http://packagecraft.org/