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「MASHIKO color 04 -回顧展- 成井恒雄 LIFE WORKS」開かれる

 成井恒雄さんが亡くなって二年になる。その回顧展「MASHIKO color 04 -回顧展- 成井恒雄 LIFE WORKS」が、3月15日から東京中目黒のSML(下の地図を参照)で開かれる。東京で開かれるのは今回が初めてで、期間は3月23日まで。

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 成井恒雄さんについてはこれまで何度も語ってきたが、彼の作品をひとことで評するなら「自由」ということだろう。その自由さは無欲によって揺るぎなかった。
 欲は自分を縛り、個性を押しつぶし、ともすると作品に媚びが入る。彼にはそれがなかった。作品は嘘をつかない。そこから生まれた器は伸びやかで、つねに斬新だった。最大の魅力である。
 彼の器はまた、決して機能的ではなかった。しばしば、それがなんのために付いているのかわからないようなものもあった。だが、一見無駄なようなものがくっ付いていることで、器に味わいが生まれた。それが面白く、生き生きとしていて存在感があった。これも、彼の自由なる精神から来ている。
 器には機能性が必要かもしれない。が、それだけでは面白くない。毎日使うものであればなおさらのことである。そこを勘違いしている陶芸家が少なくない。機能的で、見た目が整っていてきれいなものは、すぐに飽きる。成井さんの器は、ずっと付き合っていきたくなるような味わい、含蓄を備えている。

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      人間国宝の島岡達三が成井恒雄に寄せた一文(DMから)

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        SML - 東京都目黒区青葉台1-15-1  AK-1ビル1F